三笠れぽーと

大河ドラマ坂の上の雲』にワクワクしたので、
以前別の場所に書いた「三笠れぽーと」を再編集してアップします。


ドラマでやってたとおり
「三笠」というのは日露戦争当時の日本海軍の旗艦です


司令官とか偉い人が乗ってるやつですね。
横須賀に保存されており、一般公開されています。

とりあえず三笠の周りをうろうろして写真を撮り、いざ乗船。
マストを見上げるとZ旗が掲げてあって
思わずにやりとしちゃいました。
#写真では分かりにくいのですが…。

Z旗には
「皇国興廃在此一戦(皇国ノ興廃此ノ一戦ニ在リ)
 各員一層奮励努力(各員一層奮励努力セヨ)」

という意味がこめられています。
負けたらロシアの植民地になりかねませんからね。


上部の甲板を見ていたところで、
艦内放送で映画上映のお知らせが入り講堂へ。


150人くらい入れそうなけっこう広めの講堂で
海ゆかば」という短編映画を見てきました。
日本海海戦の主要なところだけダイジェストで見せてくれるので
なかなかおすすめです。
面白かったですよ。


さて艦内見学に戻り
艦の左右にある副砲なんかを見て回ります。
写真はたしか8サンチ砲だったかな?

左右と上下に動かすことができます。
もちろん動かしてみましたが、
けっこう重くて、左右は動かせましたが
上下はほとんど動かせませんでした。
これ使って1時間とか2時間とか戦闘するのは相当体力消耗すると思います。


艦尾から艦首の方へ移動すると
司令台らしいものがあります。
ここでは海戦当時の主要人物の立ち位置が見られるのですね。

まずは「坂の上の雲」の主人公・秋山実之です。
愛媛出身の天才参謀。
日本海海戦の作戦はほとんどこの人が立てたといわれるほど
頭がよかったそうです。


海軍兵学校を主席で卒業し、
兵学校時代のあだ名が「試験の神様」だったとか。

一応全体像も載せてみるとこんな感じ。
東郷平八郎は司令官なので前の見やすいところにいるんですかね。
艦長・伊地知彦次郎が真ん中あたり、
参謀長・加藤友三郎がその隣ですね。


加藤友三郎は我が実家のある広島の出身です。
広島出身者さえほとんど知らないけど、
後に総理にもなるかなりの大物なんですよ。


さて甲板に上がると、三笠からは猿島という島が見えます。

明治時代の要塞後が残ってて見に行きたかったんだけど
この時は時間なくて断念しました。
そのうちまた行くつもりです。

で、気を取り直して船内を見て回ります。
大砲の発射室はマネキンで当時の様子が再現してありなかなかよかったです。

発射室って職場であるとともに生活の場でもあったのですね。
別の部屋にはハンモックが吊り下げられて、
ここで生活してたんだ〜と妙に感心しました。

だってお世辞にもいい生活環境とはいえません。
ひ弱な現代っこには無理ですわ。


さて一般兵士はけっこう劣悪な感じですが、下士官は個室があります。
狭いけどけっこう整った感じでしたよ。
(残念ながら電池切れで写真が取れませんでした)


坂の上の雲」で
秋山真之が靴はいたまま作戦ず〜っと考えてたのはこんなところか〜とちょっとにやにやしました。


あとは東郷平八郎のいた部屋は豪華だったり、
上の階級の人専用の階段があったりしたのが印象的でした。
一時間くらいで見終わるかな〜と思っていたのが
がっつり2時間見学しちゃってました。
また行きたいなあ。


ちなみにこの日の夕ご飯は「よこすか海軍カレー」でした

魚藍亭というところで頂いてきましたよ〜。
ちょっとさらさらめのルーが美味でした。


お店ごとに色々特徴あるらしいんで、
また別のお店のカレーも食べてみたいです
横須賀はそのうち再訪します!


それでは。