12/12(日)に開催された「システムテスト自動化カンファレンス2015」に参加してきました。
2年ぶりの参加ですが、登壇者の皆様の自動化へのアツい思いや、他社での取り組み事例がきけて勉強になりとても面白かったです!
当日の様子や資料をリンクしておきます。
Togetter システムテスト自動化カンファレンス2015 #stac2015
http://togetter.com/li/912197
テスト自動化のスキルを考えよう!
〜テスト自動化エンジニアに求められるスキル、期待される役割〜
コヤマンさん(テスト自動化研究会)
早川 隆治さん(テスト自動化研究会)
テスト自動化のライフサイクルは、ソフトウェア自体の開発ライフサイクルと同期する必要があるというところ。
自動化がなんとなく上手くいってなくてしんどかった時期は
まさにソフトウェア自体の開発ライフサイクルとあってなかった時期だと納得しました。
ここに手動テストも加わる場合は、次の3つの同期をとる必要があります。
(1)ソフトウェア開発ライフサイクル
(2)テスト自動化ライフサイクル
(3)手動テストライフサイクル
ここがエンジニアとしては頭の使いどころですね!
自動家は見た〜自動化の現場の真実〜
.reviewrc
確かに自動家一人だけで進めてたら、色んな要因で挫折してしまいがちだよな、
という自動化あるあるとして聞いてました。
自動化を進めるのは、ステークホルダーとの合意が重要というお話でした。
広告システム刷新よもやま話
テストが当たり前となるまでにやったこと
森下 大介さん(ヤフー株式会社MSC開発本部マーケッターPF開発部)
使っていた開発言語を変えたり、インターフェース定義言語を作ってしまったり
さらっと凄いことやってるな、と思ったセッションです。
# どのくらい工数とか根回しとか必要だったんでしょう。。。
楽天の品質改善を加速する継続的システムテストパターン
荻野 恒太朗さん(楽天)
菊川 真理子さん(楽天)
個人的に興味深かったのは
スライドp40のELKを使って各ツールのレポートを要約しているところ。
ELKもちょっと動かしてみたいところだし、
自分のプロジェクトでも取り入れられそうに思いました。
この辺勉強しなくては!
キーワード駆動によるシステムテストの自動化について
小井土 亨さん(SQiP 運営委員会メンバー、株式会社OSK)
データと操作をスクリプト化する。
GUIが少々変わってもスクリプト修正だけなので変化に追随しやすい。
※デモしてくれましたが、PowershellとNotePadで完結してました。
デモのソースコードはこちらで公開されています。
https://starkeyworddriventest.codeplex.com/
変化に追随しやすいというところが魅力的なのですが
これが最大限に生きるシステムってどんなものか、
というところが正直自分にはイメージが持ててません。
ですが、今後の自動テスト設計時の持ちネタとして
データ駆動テスト、キーワード駆動テストあたりは、
勉強して追っかけておく必要がありますね。
Testing Tools for Mobile App
松尾 和昭さん(クックパッド)
クックパッドのテストする人のデファクトを変えてしまった話しに至る濃いセッションでした。
モバイル周りはほとんど触ってないので、概要から入ってもらえてありがたかったです。
モバイルはやはりOSのアップデートで破壊的変更が入るところが大変そうだな、と。
一番すごいなと思ったところは
テストする人のデファクトを変えてしまったところ。
自動化に大事なのは、啓蒙や文化づくりという点はこれまでのセッションでも出てきましたが
ここまでガラッと変えてしまえてるのは本当にすごいなと思いました。