自分から話すのは苦手なので、とりあえず巻き込まれてみた記録

概要

自分から話すの苦手、人を巻き込んで何かやるの苦手、ならいっそとりあえず巻き込まれてみる方針で行こう、と決めて1年半くらいやってみた記録です。JAWS DAYSに登壇した後輩が、「巻き込まれ力」というテーマで話していて、いい言葉だなーと思ったので書いてみました。ちょっと勢いで書いてみた感があるので、読みづらい部分はお許しください。

きっかけ

勉強会はちょいちょい参加してたけど、どうも自分から話しかけに行くのが苦手なので、なかなか話せる人ができず、ちょっとどうしたもんかなーと思ってました。
そんなところに、ワニ氏からWACATEに誘われ、ついでにコミュニティ活動に興味ないか、と声をかけてもらいました。それが「バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト」。バグ票はもともと困ってた&技術書翻訳に興味があった、で参加を決めました。
2016年冬のWACATEに初参加。この年は、物心ついてから初めて、カープのリーグ優勝を見たのも、新しいことにチャレンジしてみるきっかけになりました(ホント感動しました)

WACATE

参加してみて、ソフトウェア品質に関わる方々と、夜中まで話せたり、色々な方とのつながりができました!参加レポートはこちらに書いてますので、よかったらどうぞ。
WACATE2016冬「あなたのためのアラカルト」に参加してきました(1日目編)
http://d.hatena.ne.jp/yuki_shiro/20161225/1482659762

WACATE2016冬「あなたのためのアラカルト」に参加してきました(2日目編)
http://d.hatena.ne.jp/yuki_shiro/20161231/1483184966

参加の効果

WACATE後の初JaSST、後輩の登壇で話しかけに来てくれる人がたくさんいたし、WACATEで知り合った人たちが情報交換会で声をかけてくれたり、飲みに誘ってくれたりしました。ぼっち気質の自分にとって、見かけて手を振って声をかけてくれる人のいることはとてもありがたかったです!

SQiP登壇のお誘い

4月末くらいに、SQiPのSIGに応募してみようという話がコミュニティであがり、せっかくなのでまだ登壇したことのない自分に、登壇してみたら、と背中を押してもらいました。正直、お仕事があまりうまくいってなかったり、忙しかったりで不安な部分も大きかったんですが、でも、全力で巻き込まれてみることにしました。ワークショップ的なことをやってみるのは初めてだったのですが、

  • やりたいことの整理、コンセプト決め
  • ワーク作り
  • 例題に必要なダメな例探し
  • タイムテーブル作成
  • オフラインでの合宿、レビュー

などなど、コミュニティのメンバに助けられて、何とか準備できました。レビューを通して、コミュニティメンバのアウトプットやコメントの正確さに圧倒されました。(コミュニティ活動されている方って行動力すごいなあ)

SQiPでSIGやってみた

初めてのSIGにして、初めてのSQiP参加でした。ワークショップで、タイムテーブル通りにはいかずちょっと焦ってましたが、参加してくださった方にも助けてもらい、無事終了。

SQiPフィードバック実施

会社の勉強会でSQiPのフィードバックを行ったところ、「会社でもワークショップやってみなよー」と背中を押され、全力で巻き込まれてみました。twitterで、会社でもワークショップやってみなよーといわれて企画中と呟いたら、テストクラスタの方々から「やっちゃいなよ!」とか「いいね」をもらえたので、それにも背中を押されました。(呟くことによってやる方向に自分を追い込んだとも言う)11月の連休の真ん中という日程でしたが、ワークショップを実施したところ、先輩、若手が計8人も来てくれて、すごくありがたかったです。社外コミュニティでやったことを、社内にも生かせるとやりがいありますね。

会社のプロジェクトで試験チーム任せてもらう

それまで社外でのプロジェクトに従事していたのですが、9月頃から社内に戻り、機械学習を使ったシステムのテスト。初めてでちょっとビビりつつ、試験チームのリーダをやらせてもらいました。メンバの方にスケジューリングやらなにやらよく助けてもらいました。何かあったら、チームのメンバ集めて共有、作戦会議「ちょっと見てもらっていいですかー」とか、技術書典の戦利品置いといてみたりとか、雰囲気作り的なものをちょっと意識してやってみました。メンバがそれにノッてくれる方ばかりで、私も助かりました。

社内でのバグ票レビュー

12月から1月にかけて、社外コミュニティでバグ票の改善活動をやってることを見た上司から、以前に所属していたプロジェクトのバグ票レビューをやってみないか、と声をかけてもらいました。後輩がいくつか、ダメそうなバグ票をピックアップしてくれたので、そちらにコメントをつけて返却。
ここで、気持ちの良いコミュニケーションをやりましょう、といってた自分がコミュニケーションの失敗をやらかしました。社内SNSのコメントだけのやり取りをしてしまったので、開発チームから「それだとちょっとしんどい」とコメント受けて反省しました。なので、開発チームのメンバに集まってもらい、MTGを実施。

  • QAチームはこのバグ票の書き方だと、ここが困ってる
  • こう直してもらえると助かるので協力してくれないか

 ただし、「こう直してもらえる」は無理ない範囲で。
バグ票で困っていることを開発チームに聞いてみたら、バグ票の項目で一部書き方が分からない、という部分があったりと、一応やってみてよかったと思える会にはできたかと思います。

とりあえず、巻き込まれてみる

1年半くらいやってみて、相変わらず、自分から話しかけるの苦手ではあります。けど、話しかけてみたりやってみたりして、なんとかなった、という経験の蓄積中なのでちょっとずつよくはなってるんじゃないかなーと期待。この辺自分ではよく分からないので。
分かってきたことは、「困ったら巻き込んだ人を頼ってみる。素直に助けてっていうと、結構みんな助けてくれる」ということでしょうか。次のステップは巻き込まれついでに、周りもついでに巻き込む、あたりを目指してみますかね。