Woman Tech Terraceに参加してきました

CyberAgentさん主催のWoman Tech Terrace行ってきました。
cyberagent.connpass.com
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女性エンジニアが100人単位で集まるイベントはなかなかなく、キャリアの話がきけて学びの多いイベントでした。

基調講演「IT業界で活躍する女性エンジニアのための未来ポートフォリオ

(日本アイ・ビー・エム株式会社 デベロッパーアドボケイト戸倉 彩)
戸倉さんは、職業「戸倉彩」でおなじみの方で、「Visual Studio Code 快適生活」をSoftware Designで連載中されています。
デベロッパーアドボケイトとは、IT技術者が「かしこく」「素早く」「一緒に」 現実社会の問題を解決することをサポートすることがお仕事だそうです。「エンジニアをヒーローにしたい」とおっしゃってたのが素敵です。

戸倉さんのキャリア

これまでのキャリアは、最初は「女の子がエンジニアなんて」という時代だったので貿易会社の秘書からスタート、子供のころからITに関わりたいという志望動機を読んでもらえ2社目からIT企業のエンジニアに。興味の移り変わりや家庭の事情に合わせて、キャリアや転職を次々に行い、それに伴って年収とテンションも移り変わってきたそうです。写真はそれをグラフ化したものw
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何度か線の途切れが生じてますが、「エンジニアだからこそ、キャリアが途切れずに済んだ」と仰っていて力強かったです。エンジニアとしてキャリアを積むと、ずっと勉強し続ける雰囲気があるが、エンジニアも色々なバックグラウンドがあった方がよいと実例を交えて語っていました。今までのお仕事の中で、貿易会社秘書の経験が円ドルの換算などに役に立ったり、営業のマネタイズの仕方や決定権がある人を見極める力が役に立ったそうです。

女性エンジニアは「エンジニア」です。女性はタグ付け、職業はエンジニア。セルフブランドを作っていく中で考えてることを話してくださいました。
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Rice PlanとLife Planで戸倉さん自信のやりたいことや好きなことで、セルフブランド計画を作成
➡️勝てる土俵を作る
➡️勝てる土俵できっちり成果を出してキャリアアップしていく。
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ロールモデルがいない/少ないことが女性のキャリアでよくあげられますが、妄想、想像でよいので自分で設定すればよいとのこと。説得力があって力強いです!
自分でなりたい姿を作りながら、キャリアを積み上げていくのいいですね。

「SWAT~ヤフー救出作戦~」

(ヤフー株式会社矢田和沙)

SWATとは?

社内サービスへの技術的な支援や新しい技術の調査、検証、開発、簡単に言うと社内の火消し部隊のような感じだそうです。ミッションは「事業の成功のために、期待を上回る技術的成果を生み出す」こと。

関わってきたお仕事の紹介
  • 事故サービスへの技術支援。負荷対策を行い、落ちないようにする。
  • 新規モジュールのABテスト。どちらがクリック率が高いか。
  • サービスの技術刷新。レガシー化による技術的負債の増加

→SWATチームは、技術やサービスに幅広くかかわるお仕事だそうです。

SWATとして働く上で気を付けていること
  • プロジェクトの人が今後開発しやすいように一緒に働く
  • 俯瞰的・客観的な立場を大事にする
  • 「なんとなく」をそのままにしない
ちょっとさみしいこと
  • サービスの成長やリリースまで携われない
感想

組織横断的な働き方という点で、QAエンジニアという自分の立場と共感できる部分があり、興味深く聞かせてもらいました。横断的にかかわる分「なんとなく」をそのままにしない、のは私も気を付けているところなので、すごく共感しました。

「リアルタイムにデータ分析してWebサービスの面白さを伝えたい」

(株式会社サイバーエージェント井上ゆり)
Twitterの男女判定で男性判定されたことを覆したく、こちらの女性エンジニア度判定器を作成されたとのこと。
女子度とエンジニア度を判定しちゃうよ♡

会場でURLを公開し、参加してる女性エンジニアにアプリで遊んでもらう、
からの、
アプリのアクセスの様子をリアルタイムでデモ、という流れが最高でした!ライブ感が素敵!
ちなみに、このデモの準備には、教師データ作成に1週間、その他1週間程度かかっているそうです。「~かしら」などの特有の終助詞とか絵文字が入っていると、女性のtweetとして判定されやすいのだとか。

「未経験エンジニアがエンジニアリングマネージャーになるまで」

(株式会社ウエディングパーク栗山 茜)
栗山さんはプログラミング未経験の文系学部卒で、そこから師匠について勉強し、ベストプレイヤー賞を受賞されるまでになったそうです。
マネージャを目指すキッカケは、ある日の1on1でマネージャを勧められたからだそうです。そこから悩みを一つずつ解消してもらいながら、マネージャになることを決意されたそうです。挙げられた悩みと、それに対してどう考えたかをいくつか紹介します。

 →他のポジションが必要だと思えば作るのもあり。マネージャを選んでもその道がずっと続くわけではない

  • 悩み:自分にできるか不安「具体的に何をやるかわからない、向いているかわからない。他に女性マネージャもいない」

 →なりたいときにチャンスが巡ってくるとは限らない、やってみては?

次のようなことが決め手はになったそうです。

  • 一つずつ不安を解消してくれてチャレンジしようと思えたこと
  • 入社の軸は人、一緒に働きたい人がいること
  • 組織をみたときにマネージャが必要だったこと

まだ女性のマネージャは少ないので、どう考えてマネージャになったかを聞けたのは貴重な機会でした。

ワークライフバランスのバランス☆

(Sugar株式会社タラソワ・ダーシャ Dasha Tarasova)
「定時で帰ってそんなにすることあるの?」という問いかけに対するタラソワさんのお答えがこちら。全力で同意します!
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色々とワークとライフのバランスを試してみたそうですが、こんな状態だそうです。
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コミュニティのところがすごく共感できます!

めくるめく中国テクノロジー 深センによせて

(dotstudio, inc.ちゃんとく/ Yuka Tokuyama)
Maker Faire Shenzhenへの出張で行った深センの紹介でした。
深セン地下鉄網が充実していて、ほとんとすべての場所でWeChat Payで支払うことができたそうです。現金両替しなくてもほぼOKで、逆に現金はボロボロすぎて自販機等で使えず不便だそう。シェアサイクルも盛んで、こちらもWeChat Payで払えるそうです。WeChat Payは個人に紐づくので盗難対策にも◎
中国は社会実装が先に来る→法律がそれに追随ですが、日本はそれに比べると許認可が大変な印象。

深センはIT産業盛んなところ、程度のイメージしかなかったのですが、それ以上に新しいものの取り入れるスピードが速く、発展してる街だということがわかりました。私の訪問したい街リストに加わりましたw

効果的なGitリポジトリ利用の手引き

(GitHub. 鈴木 順子)

GitHub(会社)は、コミュニケーションはオンラインが基本で、定期的にオフラインで集まる機会もあるそうです。鈴木さんのお仕事はEnterprise Support Engineerとして、企業向けのプランのサポートだそうです。
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印象に残ったのはこちら。皆さんフツーに超えてくると仰ってて、確かに漫然とGitを使ってると起こり得そうな気がしました。何をGitで管理するかの認識合わせ大事。

感想

女性エンジニアがターゲットとあって雰囲気がとてもおしゃれでかわいい印象でした。エンジニアイベントの懇親会でこんなおしゃれな寿司見たことないですw
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託児所も設けられていて、時々赤ちゃんの声が聞こえてきて微笑ましかったです。子連れでも参加できるよう設定してくださってて素敵だなーと感じました。
女性エンジニアはまだ少なく、リアルな話を聞く機会も少ないので貴重な機会でした!ありがとうございました!