WACATE2019冬「あなたの番です」参加レポート2日目!

2日目レポートも行ってみまーす。

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三浦海岸の朝焼け

モーニングセッション:Agile Testing Days 2019 参加レポート

ブロッコリーさん)
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speakerdeck.com
Agile Testing Days:ドイツのポツダムで11月に毎年開催、全日程6日間、参加費は約30万円。
800人くらいが参加する。キーノートだけで14個!本会議のセッションは9レーン。
セッションには認知科学や健康がテーマのものもある。
「人間てのは壊れた櫛だよ。人それぞれ得意不得意がある。だからチームとして動くといいよねー」みたいなこと主張してるセッションがあったり、ホームズとワトソンになりきってるセッションがあったり、着ぐるみで発表しようとしたけど暑くて開始3分で脱いだり、とか多様すぎる。ドイツと南アフリカにすむ二人が学習パートナーシップを組んだ結果、毎日カンファレンスに参加している気分になった!→距離について言い訳するのはやめようぜ!

感想

国際カンファレンス楽しそう!特にAgile Testig Daysはフリーダム度が高くて面白そうなのが伝わってきました。資金面は何とかするにしても一度行ってみたいですね。なお、手軽に国際カンファレンスを楽しむ手立てとしては、OnlineTestConf Japanもございますので、よろしくお願いします(宣伝)!

アジャイルとテスト

(つのださん)
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アジャイルについて

世の中の流れが速い、ニーズをそもそも完璧に確定するのが難しい

  • アジャイル向きなシステム:外部要因に大きく影響を受ける
  • アジャイル向きでないシステム:不確実性があまりないシステム。ミッションクリティカルとか
  • アジャイルソフトウェア宣言→ソフトウェアをよりよく作るための考え方

アジャイルのテストについて

アジャイルのテスト→フィードバックを得るため

  • 頻繁なコミュニケーション
  • 手戻りを減らすための複数人同時作業
感想

アジャイルに向くもの、向かないものの説明も含めて、短いけど丁寧にアジャイルとテストをまとめてもらえたセッションでした。アジャイルのテストは「フィードバックを得るため」は、確かにそうだなーと思います。自分の現場でも、フィードバックを早めるための施策は試行錯誤してるので、レビューでのフィードバックなど地道にやっていきます。

ソフトウェアテスト業界でのステップアップを考えよう

(きんぢさん)
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www.slideshare.net
メモも貼っておきます。
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感想

「品質 is 何」や「3年後どうなっていたいか」のような問いかけで、班のメンバーから本当に現場に応じたいろいろな意見が出てきて面白かったです。自分にとっての品質は、「ユーザがシステムで解決したいことを解決できている」とか「やりたいことをより簡単に、楽にできるようになっている」とかだと考えています。これが医療機器とか自動車とかに携わる方になると、「人が死なないこと」とかが出てくるのだなーと自分にない視点が出てきて面白かったです。
テストの分け方はテストレベルやテストタイプ、自動化などいくつか種類があるので、この後のキャリアのために自分がどの位置で仕事しているのかを把握するのは重要だと思いました。キャリアマップを作りたいなーと思っているので、このセッションからヒントをいくつかもらえた気がします!

WACATE流勉強会の作り方

(えっちゅーさん)

  • 勉強会をやるとよいところ
    • プロジェクト運営の疑似体験ができる
    • アウトプットすることで思考の整理、分かるところ分からないところの明確化ができる
  • 勉強会をやるのに考えること

時間

  • 必要な時間は?
  • 会場、準備にかかる工数

会場

  • 人数と会場の広さ
  • 必要な設備が整っているか
  • 開催希望日に利用ができるか

事前準備

  • 参加者に事前にやってきてもらうと嬉しいことは?
  • 持ってきてもらいたいものはある?

開催回数

  • 今回限り? 何度も開催する? 定期/不定期?

対象者

  • どういった人に参加してもらいたい?

運営にかかるお金

  • お金をかけずに開催できる? かかる場合、何にどれくらいおかねがかかる?
  • 必要な金額はどうやって集めるか?

登壇者

  • 自分たちが話すか、講演者を呼んで話してもらうのか?
感想

WACATEに限らず応用できる話ですが、WACATEの実行委員の方々がすごくこだわって勉強会を作られてるのが伝わってきました。ここまで考えてくださってるの、本当にありがたいです。
自分が主催した勉強会で、テーマ設定と参加者のレベル感を上手く合わせられず、ちゃんと勉強会の設計しておけば良かったと後悔したことがあるので、次に活かします。

招待講演:テスト設計をより良くするモデリングと観点分析

資料はこちら!
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感想

講義のために簡略化されたとはいえ複雑なテスト対象をモデリングして、リスクまでクリアに見えてく様子がすごく綺麗でした!あれを自分でできるようになりたい。
モデリングはわりと難しくとらえてたところがあるのですが、比較的簡単なものはテスト技法ですでに使ってるというところで、ちょっと勇気が出ましたw にしさんの「絵(図だったかも?)を描け」に通じるところがあって、本質はたぶん同じことを言ってるのではないかと思いました。
モデリングで知識の部分はごく一部で、目的に応じて使い分けるところが難しいと感じます。テスト技法自体は知っていても、現実のどの場合にどの技法を当てはめればいいのか、すぐには判断つくようになりませんでした。要件レベルになると経験があまりないので挑戦になりますが、ここができるようになるとビジネスに貢献できる幅が広がるので、自分としては今後の挑戦のしどころです!

2日間を通じての感想

テストに情熱を持つ方々とワークしたり、お話したりできて楽しかったです!場を作ってくださった実行委員の方々、話してくださった参加者の方々ありがとうございます!
今後やりたいことへのヒントがもらえました。息切れしないようにちょっとずつ加速しますw Twitterアイコンとご本人が一致した方が増えたのも嬉しかったです。またどこかの勉強会でお会いすると思うので、よろしくお願いします。